結論から言ってしまうと、賢しいの正しい読み方は「さかしい」になります。
賢しいの”賢”は「かしこ(い)」「さか(しい)」「けん」と読むことができますが、賢しいは「さかしい」と読むのが正しく、「けんしい」と読むのは間違いです。
次の章で賢しいの意味について解説していきます。
賢しいは「賢(かしこ)いこと。聡明(そうめい)なこと/利口ぶって生意気なこと。小賢(こざか)しい」の意味として用いられています。
聡明(そうめい)というのは、”物事の理解が早くて賢いこと”を意味します。
賢しいを用いた例文としては、「とても賢しいやり方だ」や、
「賢しい口をきく」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「賢いこと。聡明なこと」の意味で、
後者の例文は「利口ぶって生意気なこと。小賢しい」の意味で使用しています。
また賢しいの類義語としては、「有能(ゆうのう)・利発(りはつ)・賢明(けんめい)・理知的(りちてき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても賢しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「賢しいの読み方と意味、”けんしい”と”さかしい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど