さて日常的に使われるもので「蝕む」という言葉があります。
この蝕むに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは蝕むの読み方と意味、「さいなむ」と「むしばむ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蝕むの正しい読み方は「さいなむ」「むしばむ」?
では蝕むの正しい読み方は、「さいなむ」「むしばむ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蝕むの正しい読み方は「むしばむ」になります。
蝕むの”蝕”は「むしば(む)」「しょく」と読むことはできますが、
「さいな(む)」と読むことはできないので、蝕むを「さいなむ」と読むのは間違いです。
「さいなむ」というのは、”苛む”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で蝕むの意味と類義語について解説していきます。
2.蝕むの意味と類義語について
では蝕むの意味と類義語について見ていきましょう。
まず蝕むは「虫が食って物を損なうこと/(病気などで)身体や精神を少しずつ損なうこと」の意味として用いられています。
蝕むを用いた例文としては、「日に日に心が蝕まれていく」や、
「それは健康を蝕む習慣だ」のような使い方で用いられています。
一般的に蝕むは後者の意味で使われることが多く、
どちらの例文も「(病気などで)身体や精神を少しずつ損なうこと」の意味で使用しています。
また蝕むの類義語としては、「侵食(しんしょく)・侵害(しんがい)・衰弱(すいじゃく)・退廃(たいはい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蝕むと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蝕むの読み方と意味、”さいなむ”と”むしばむ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蝕むの正しい読み方は「むしばむ」で、「さいなむ」は間違い。
- 蝕むは「虫が食って物を損なうこと/(病気などで)身体や精神を少しずつ損なうこと」の意味。
- 蝕むの類義語には、「侵食・侵害・衰弱・退廃」などがある。