さて日常的に使われるもので「競る」という言葉があります。
この競るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
競るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは競るの読み方と意味、「せる」と「きょうる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.競るの正しい読み方は「せる」「きょうる」?
では競るの正しい読み方は、「せる」「きょうる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、競るの正しい読み方は「せる」になります。
競るの”競”は「きそ(う)」「せ(る)」「きょう」「けい」と読むことはできますが、競るは「せる」と読むのが正しく、「きょうる」と読むのは間違いです。
次の章で競るの意味と類義語について解説していきます。
2.競るの意味と類義語について
では競るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず競るは「互いに勝とうとして競うこと/競って値を高くつけること/商品を持ち歩いて売ること」の意味として用いられています。
競るを用いた例文としては、「ゴール目前で競る」や、
「競ることで値が10倍にまで跳ね上がった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「互いに勝とうとして競うこと」の意味で、
後者の例文は「競って値を高くつけること」の意味で使用しています。
また競るの類義語としては、「競争(きょうそう)・争奪(そうだつ)・競合(きょうごう)・勝負(しょうぶ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても競ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「競るの読み方と意味、”せる”と”きょうる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 競るの正しい読み方は「せる」で、「きょうる」は間違い。
- 競るは「互いに勝とうとして競うこと/競って値を高くつけること/商品を持ち歩いて売ること」の意味。
- 競るの類義語には、「競争・争奪・競合・勝負」などがある。