さて日常的に使われるもので「米穀」という言葉があります。
この米穀に使用されている漢字(特に”穀”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは米穀の読み方と意味、「べいこく」と「まいこく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.米穀の正しい読み方は「べいこく」「まいこく」?
では米穀の正しい読み方は、「べいこく」「まいこく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、米穀の正しい読み方は「べいこく」になります。
米穀の”米”は「こめ」「べい」「まい」、”穀”は「こく」と読むことができますが、米穀は「べいこく」と読むのが正しく、「まいこく」と読むのは間違いです。
米穀の”穀(こく)”という字は、”殻(から・かく)”という字によく似ているため注意が必要です。
また米穀(べいこく)のように「米(べい)」が用いられている言葉には、
「米食(べいしょく)・米寿(べいじゅ)・米作(べいさく)・米塩(べいえん)」などがあります。
米穀(べいこく)のように「穀(こく)」が用いられている言葉には、
「穀物(こくもつ)・五穀(ごこく)・穀倉(こくそう)・雑穀(ざっこく)」などがあります。
次の章で米穀の意味と類義語について解説していきます。
2.米穀の意味と類義語について
では米穀の意味と類義語について見ていきましょう。
まず米穀は「米のこと。また、穀類(こくるい)の総称のこと」の意味として用いられています。
穀類というのは、”穀物(こくもつ)のたぐいのこと”で、一般的には”米・麦・粟(あわ)・稗(ひえ)・豆など”のことを指します。
また米穀の類義語としては、「五穀(ごこく)・雑穀(ざっこく)・穀物(こくもつ)・米麦(べいばく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても米穀と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「米穀の読み方と意味、”べいこく”と”まいこく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 米穀の正しい読み方は「べいこく」で、「まいこく」は間違い。
- 米穀は「米のこと。また、穀類の総称のこと」の意味。
- 米穀の類義語には、「五穀・雑穀・穀物・米麦」などがある。