さて日常的に使われるもので「逃す」という言葉があります。
この逃すに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
逃すがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは逃すの読み方と意味、「にがす」と「のがす」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.逃すの正しい読み方は「にがす」「のがす」?
では逃すの正しい読み方は、「にがす」「のがす」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、逃すの正しい読み方は「のがす」になります。
逃すの”逃”は「に(がす)」「のが(す)」「とう」と読むことができますが、逃すは「のがす」と読むのが正しく、「にがす」と読むのは間違いです。
「にがす」というのは、”逃がす”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で逃すの意味と類義語について解説していきます。
2.逃すの意味と類義語について
では逃すの意味と類義語について見ていきましょう。
まず逃すは「逃げさせる。逃がすこと/掴(つか)み損(そこ)なうこと/(動詞の連用形に付いて)〜しないで終わること。〜し損なうこと」の意味として用いられています。
逃すを用いた例文としては、「絶好のチャンスを逃す」や、
「肝心な事を聞き逃す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「掴み損なうこと」の意味で、後者の例文は「〜しないで終わること」の意味で使用しています。
また逃すの類義語としては、「逃走(とうそう)・遁走(とんそう)・亡命(ぼうめい)・出奔(しゅっぽん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても逃すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「逃すの読み方と意味、”にがす”と”のがす”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 逃すの正しい読み方は「のがす」で、「にがす」は間違い。
- 逃すは「逃げさせる。逃がすこと/掴み損なうこと/(動詞の連用形に付いて)〜しないで終わること。〜し損なうこと」の意味。
- 逃すの類義語には、「逃走・遁走・亡命・出奔」などがある。