さて日常的に使われるもので「点てる」という言葉があります。
この点てるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
点てるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは点てるの読み方と意味、「たてる」と「てんてる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.点てるの正しい読み方は「たてる」「てんてる」?
では点てるの正しい読み方は、「たてる」「てんてる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、点てるの正しい読み方は「たてる」になります。
点てるの”点”は「た(てる)」「とも(す)」「てん」と読むことができますが、点てるは「たてる」と読むのが正しく、「てんてる」と読むのは間違いです。
次の章で点てるの意味と類義語について解説していきます。
2.点てるの意味と類義語について
では点てるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず点てるは「抹茶に湯を注いで、茶筅(ちゃせん)でかき混ぜること」の意味として用いられています。
茶筅(ちゃせん)というのは、”抹茶を点てる際に、茶をかき混ぜて泡を立たせたり、練ったりする竹製の道具のこと”です。
一般的に”茶をたてる”の「たてる」というのは、”点てる”が使われることが多いですが、”立てる”を用いても問題ありません。
点てるを用いた例文としては、「抹茶を点てる」や、
「茶を点てる前にすること」のような使い方で用いられています。
また点てるの類義語としては、「点前(てまえ)・御点前(おてまえ)・野点(のだて)・茶の湯(ちゃのゆ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても点てると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「点てるの読み方と意味、”たてる”と”てんてる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 点てるの正しい読み方は「たてる」で、「てんてる」は間違い。
- 点てるは「抹茶に湯を注いで、茶筅でかき混ぜること」の意味。
- 点てるの類義語には、「点前・御点前・野点・茶の湯」などがある。