さて日常的に使われるもので「拾う」という言葉があります。
この拾うに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
拾うがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは拾うの読み方と意味、「ひらう」と「ひろう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.拾うの正しい読み方は「ひらう」「ひろう」?
では拾うの正しい読み方は、「ひらう」「ひろう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、拾うの正しい読み方は「ひらう」「ひろう」の両方になります。
拾うの”拾”は「ひろ(う)」「しゅう」と読むことができます。
ただ一般的には拾うは「ひろう」と読むことが多いです。
また拾うを「ひらう」と読むのは方言で、「ひらう」というのは主に西日本で使われている読み方になります。
拾うを「ひらう」と読んでも意味は通じますが、標準語は「ひろう」の方なので、もし不安な場合は「ひろう」と読む方が無難です。
次の章で拾うの意味と類義語について解説していきます。
2.拾うの意味と類義語について
では拾うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず拾うの意味は下記のとおりです。
- 下に落ちているものを手に取って持つこと
- 他人の落とした物を手に入れること
- 多くの中から選ぶこと
- 路上で乗り物を止めて乗ること
- 行く途中で、待っている人や客を見つけて車に乗せること
- 職のない人や不遇な人を取り立てること
- 失うはずだったものや予想外のものを手にすること
- スポーツで、敵のミスから勝利すること
拾うを用いた例文としては、「店で兄を拾ってそのまま駅に向かう」や、「危ないところで命を拾う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「行く途中で、待っている人や客を見つけて車に乗せること」の意味で、後者の例文は「失うはずだったものや予想外のものを手にすること」の意味で使用しています。
また拾うの類義語としては、「拾得(しゅうとく)・取得(しゅとく)・収得(しゅうとく)・入手(にゅうしゅ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても拾うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「拾うの読み方と意味、”ひらう”と”ひろう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 拾うの正しい読み方は「ひらう」「ひろう」はの両方。
- 拾うの類義語には、「拾得・取得・収得・入手」などがある。
<拾うの意味>
- 下に落ちているものを手に取って持つこと
- 他人の落とした物を手に入れること
- 多くの中から選ぶこと
- 路上で乗り物を止めて乗ること
- 行く途中で、待っている人や客を見つけて車に乗せること
- 職のない人や不遇な人を取り立てること
- 失うはずだったものや予想外のものを手にすること
- スポーツで、敵のミスから勝利すること