結論から言ってしまうと、後れるの正しい読み方は「おくれる」になります。
後れるの”後”は「おく(れる)」「あと」「ご」と読むことができますが、後れるは「おくれる」と読むのが正しく、「あとれる」と読むのは間違いです。
次の章で後れるの意味と類義語について解説していきます。
後れるは「他のものの後になること。取り残されること」の意味として用いられています。
「おくれる」というと一般的には”遅れる”が使われることが多いですが、
こちらの”遅れる”は「(時間的に)間に合わないこと。遅くなること」の意味で用いられます。
なので”遅れる”と”後れる”は使う場面が異なるので覚えておきましょう。
後れるを用いた例文としては、「妻に後れる」や、
「ライバルに後れをとる」のような使い方で用いられています。
前者の後れるは、”妻が先に亡くなり、夫が取り残される”というような意味になります。
また後れるの類義語としては、「後発(こうはつ)・後進(こうしん)・後退(こうたい)・後手(ごて)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても後れると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「後れるの読み方と意味、”あとれる”と”おくれる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>