さて日常的に使われるもので「湿地」という言葉があります。
この湿地に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
湿地がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは湿地の読み方と意味、「しっち」と「しめじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．湿地の正しい読み方は「しっち」「しめじ」？
では湿地の正しい読み方は、「しっち」「しめじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、湿地の正しい読み方は「しっち」「しめじ」の両方になります。
湿地の”湿”は「しめ（る）」「しつ」、”地”は「ち」「じ」と読むことができます。
「しめじ」というのは、湿地の他に”占地（しめじ）”と書き表されることもあります。
そして湿地は「しっち」「しめじ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）
また湿地の”湿”の読み方は「しつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「しっ」という読み方をすることはできません。
湿地のように「しつち」ではなく、「しっち」と変化して読むのは、日本語の「促音化（そくおんか）」と呼ばれているものです。
促音化とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語（カ行・サ行・タ行・パ行）の前に付いた音が「っ」（これを促音という）に変化する現象のこと”を言います。
湿地であれば、湿（しつ）＋地（ち）なので、地（後ろの語）の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器（がっき）」や「切削（せっさく）」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音（「っ」）に変化するため、
「楽（がっ）」「切（せっ）」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音（「っ」）に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で湿地の意味と類義語について解説していきます。
２．湿地の意味と類義語について
では湿地の意味と類義語について見ていきましょう。
まず湿地（しっち）は「湿気が多く、じめじめしている土地のこと」の意味として用いられています。
湿地を「しっち」と読むと上記のような意味になりますが、
「しめじ」と読むと「キシメジ科のキノコの総称」の意味となります。
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傘は灰色で直径６センチメートルほどで、柄は白くて高さは９センチメートルほど、群がって生えており、代表的な食用のキノコです。
このように湿地は「しっち」「しめじ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また湿地（しっち）の類義語としては、「湿原（しつげん）・沼地（ぬまち）・干潟（ひがた）・沼沢（しょうたく）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても湿地と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「湿地の読み方と意味、”しっち”と”しめじ”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 湿地の正しい読み方は「しっち」「しめじ」の両方。
- 湿地（しっち）は「湿気が多く、じめじめしている土地のこと」の意味。
- 湿地（しめじ）は「キシメジ科のキノコの総称」の意味。
- 湿地（しっち）の類義語には、「湿原・沼地・干潟・沼沢」などがある。