さて日常的に使われることはあまりないですが、「高邁」という言葉があります。
この高邁に使用されている漢字(特に”邁”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは高邁の読み方と意味、「こうまい」と「こうまん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.高邁の正しい読み方は「こうまい」「こうまん」?
では高邁の正しい読み方は、「こうまい」「こうまん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、高邁の正しい読み方は「こうまい」になります。
高邁の”邁”は「まい」「ばい」と読むことはできますが、「まん」と読むことはできないので、高邁を「こうまん」と読むのは間違いです。
「こうまん」というのは、”高慢(こうまん)”と書き表されるため注意が必要です。
また高邁(こうまい)のように「高(こう)」が用いられている言葉には、
「至高(しこう)・座高(ざこう)・孤高(ここう)・崇高(すうこう)」などがあります。
高邁(こうまい)のように「邁(まい)」が用いられている言葉には、
「英邁(えいまい)・俊邁(しゅんまい)・邁進(まいしん)・邁往(まいおう)」などがあります。
次の章で高邁の意味と類義語について解説していきます。
2.高邁の意味と類義語について
では高邁の意味と類義語について見ていきましょう。
まず高邁は「心が優れていて、気高(けだか)いこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
高邁を用いた例文としては、「高邁な精神を持つ」や、
「高邁な理想を掲げる」のような使い方で用いられています。
また高邁の類義語としては、「寛大(かんだい)・広量(こうりょう)・寛容(かんよう)・高尚(こうしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても高邁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「高邁の読み方と意味、”こうまい”と”こうまん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 高邁の正しい読み方は「こうまい」で、「こうまん」は間違い。
- 高邁は「心が優れていて、気高いこと。また、そのさま」の意味。
- 高邁の類義語には、「寛大・広量・寛容・高尚」などがある。