さて日常的に使われることはあまりないですが、「曙光」という言葉があります。
この曙光に使用されている漢字(特に”曙”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは曙光の読み方と意味、「しゃこう」と「しょこう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.曙光の正しい読み方は「しゃこう」「しょこう」?
では曙光の正しい読み方は、「しゃこう」「しょこう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、曙光の正しい読み方は「しょこう」になります。
曙光の”曙”は「あけぼの」「しょ」と読むことはできますが、
「しゃ」と読むことはできないので、曙光を「しゃこう」と読むのは間違いです。
「しゃこう」というのは、”遮光(しゃこう)”と書き表されるため注意が必要です。
また曙光(しょこう)のように「曙(しょ)」が用いられている言葉は、
曙光の他には「曙天(しょてん)・曙雲(しょうん)」しか見つけることができませんでした。
曙光(しょこう)のように「光(こう)」が用いられている言葉には、
「遮光(しゃこう)・日光(にっこう)・光線(こうせん)・光栄(こうえい)」などがあります。
次の章で曙光の意味と類義語について解説していきます。
2.曙光の意味と類義語について
では曙光の意味と類義語について見ていきましょう。
まず曙光は「夜明けにさす太陽の光のこと/僅(わず)かに出てきた希望。明るい兆(きざ)しのこと」の意味として用いられています。
曙光を用いた例文としては、「曙光を見るために早起きをした」や、
「解決の曙光が見えはじめる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「夜明けにさす太陽の光のこと」の意味で、
後者の例文は「僅かに出てきた希望。明るい兆しのこと」の意味で使用しています。
また曙光の類義語としては、「旭光(きょっこう)・朝日(あさひ)・暁光(ぎょうこう)・天日(てんぴ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても曙光と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「曙光の読み方と意味、”しゃこう”と”しょこう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 曙光の正しい読み方は「しょこう」で、「しゃこう」は間違い。
- 曙光は「夜明けにさす太陽の光のこと/僅かに出てきた希望。明るい兆しのこと」の意味。
- 曙光の類義語には、「旭光・朝日・暁光・天日」などがある。