さて日常的に使われることはあまりないですが、「暮色」という言葉があります。
この暮色に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
暮色がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは暮色の読み方と意味、「ぼしょく」と「くれいろ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.暮色の正しい読み方は「ぼしょく」「くれいろ」?
では暮色の正しい読み方は、「ぼしょく」「くれいろ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、暮色の正しい読み方は「ぼしょく」になります。
暮色の”暮”は「く(れる)」「ぼ」、”色”は「いろ」「しょく」と読むことができますが、暮色は「ぼしょく」と読むのが正しく、「くれいろ」と読むのは間違いです。
また暮色(ぼしょく)のように「暮(ぼ)」が用いられている言葉には、
「歳暮(せいぼ)・暮春(ぼしゅん)・野暮(やぼ)・薄暮(はくぼ)」などがあります。
暮色(ぼしょく)のように「色(しょく)」が用いられている言葉には、
「異色(いしょく)・気色(きしょく)・寒色(かんしょく)・血色(けっしょく)」などがあります。
次の章で暮色の意味と類義語について解説していきます。
2.暮色の意味と類義語について
では暮色の意味と類義語について見ていきましょう。
まず暮色は「夕暮れ時の薄暗い色合いのこと」の意味として用いられています。
暮色を用いた例文としては、「暮色が迫る」や、
「それは暮色の影響によるものだった」のような使い方で用いられています。
また暮色の類義語としては、「夕空(ゆうぞら)・夜景(やけい)・黄昏(たそがれ)・日没(にちぼつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても暮色と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「暮色の読み方と意味、”ぼしょく”と”くれいろ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 暮色の正しい読み方は「ぼしょく」で、「くれいろ」は間違い。
- 暮色は「夕暮れ時の薄暗い色合いのこと」の意味。
- 暮色の類義語には、「夕空・夜景・黄昏・日没」などがある。