さて日常的に使われるもので「春色」という言葉があります。
この春色に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
春色がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは春色の読み方と意味、「はるいろ」と「しゅんしょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.春色の正しい読み方は「はるいろ」「しゅんしょく」?
では春色の正しい読み方は、「はるいろ」「しゅんしょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、春色の正しい読み方は「はるいろ」「しゅんしょく」の両方になります。
春色の”春”は「はる」「しゅん」、”色”は「いろ」「しょく」と読むことができます。
一般的には春色は「しゅんしょく」と読むことが多いです。
ただ春色は「はるいろ」「しゅんしょく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また春色(しゅんしょく)のように「春(しゅん)」が用いられている言葉には、
「春分(しゅんぶん)・立春(りっしゅん)・青春(せいしゅん)・迎春(げいしゅん)」などがあります。
春色(しゅんしょく)のように「色(しょく)」が用いられている言葉には、
「気色(きしょく)・脚色(きゃくしょく)・異色(いしょく)・染色(せんしょく)」などがあります。
次の章で春色の意味と類義語について解説していきます。
2.春色の意味と類義語について
では春色の意味と類義語について見ていきましょう。
まず春色(はるいろ)は「春らしい色。春を連想させる色のこと」の意味として用いられています。
春色(はるいろ)というのは例えば、桜色や若草色などのことを指します。
春色を「はるいろ」と読むと上記のような意味になりますが、
「しゅんしょく」と読むと「春の景色。また、春の気配/艶(なまめ)かしい姿や様子」の意味となります。
艶かしいというのは、”落ち着いて気品があり、色気漂うさま”のことで、多くは女性について言います。
このように春色は「はるいろ」「しゅんしょく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また春色(しゅんしょく)の類義語としては、「春期(しゅんき)・春季(しゅんき)・春景(しゅんけい)・陽春(ようしゅん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても春色と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「春色の読み方と意味、”はるいろ”と”しゅんしょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 春色の正しい読み方は「はるいろ」「しゅんしょく」の両方。
- 春色(はるいろ)は「春らしい色。春を連想させる色のこと」の意味。
- 春色(しゅんしょく)は「春の景色。また、春の気配のこと/艶かしい姿や様子のこと」の意味。
- 春色(しゅんしょく)の類義語には、「春期・春季・春景・陽春」などがある。