さて日常的に使われるもので「粉微塵」という言葉があります。
この粉微塵に使用されている漢字(特に”塵”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは粉微塵の読み方と意味、「こなみじん」と「こなびじん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.粉微塵の正しい読み方は「こなみじん」「こなびじん」?
では粉微塵の正しい読み方は、「こなみじん」「こなびじん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、粉微塵の正しい読み方は「こなみじん」「こみじん」になります。
粉微塵の”粉”は「こな」「こ」「ふん」、”微”は「かす(か)」「び」「み」、”塵”は「ちり」「じん」と読むことができますが、粉微塵を「こなびじん」と読むのは間違いです。
ただ一般的には粉微塵は「こなみじん」と読むことがほとんどです。
また粉微塵(こなみじん)のように「微(み)」が用いられている言葉には、
「微塵(みじん)・微塵子(みじんこ)・微塵粉(みじんこ)」などがあります。
粉微塵(こなみじん)のように「塵(じん)」が用いられている言葉には、
「防塵(ぼうじん)・砂塵(さじん)・炭塵(たんじん)・俗塵(ぞくじん)」などがあります。
次の章で粉微塵の意味と類義語について解説していきます。
2.粉微塵の意味と類義語について
では粉微塵の意味と類義語について見ていきましょう。
まず粉微塵は「非常に細かく砕けること」の意味として用いられています。
粉微塵を用いた例文としては、「粉微塵に破壊する」や、
「豆腐は落下した衝撃で粉微塵になった」のような使い方で用いられています。
また粉微塵の類義語としては、「破砕(はさい)・粉砕(ふんさい)・微塵(みじん)・粉々(こなごな)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても粉微塵と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「粉微塵の読み方と意味、”こなみじん”と”こなびじん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 粉微塵の正しい読み方は「こなみじん」「こみじん」の両方で、「こなびじん」は間違い。
- 粉微塵は「非常に細かく砕けること」の意味。
- 粉微塵の類義語には、「破砕・粉砕・微塵・粉々」などがある。