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さて日常的に使われるもので「真鍮」という言葉があります。
この真鍮に使用されている漢字(特に”鍮”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは真鍮の読み方と意味、「しんゆ」と「しんちゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.真鍮の正しい読み方は「しんゆ」「しんちゅう」?
では真鍮の正しい読み方は、「しんゆ」「しんちゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、真鍮の正しい読み方は「しんちゅう」になります。
真鍮の”鍮”は「ちゅう」「とう」と読むことはできますが、「ゆ」と読むことはできないので、真鍮を「しんゆ」と読むのは間違いです。
真鍮の”鍮(ちゅう)”という字は、”愉(ゆ)”という字に少し似ているため注意が必要です。
また真鍮(しんちゅう)のように「真(しん)」が用いられている言葉には、
「真実(しんじつ)・真相(しんそう)・真空(しんくう)・迫真(はくしん)」などがあります。
真鍮(しんちゅう)のように「鍮(ちゅう)」が用いられている言葉は、
真鍮の他には「鍮石(ちゅうじゃく)」しか見つけることができませんでした。
次の章で真鍮の意味と類義語について解説していきます。
2.真鍮の意味と類義語について
では真鍮の意味と類義語について見ていきましょう。
まず真鍮は「亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと」の意味として用いられています。
見た目は黄色で、別名で”黄銅(おうどう)”と呼ばれ、五円玉の原料として知られています。
真鍮は”亜鉛35%+銅65%”の配分が一般的で、電気や熱が伝導しやすく、曲げる・伸ばす・削るなどの加工が比較的容易です。
また真鍮の類義語としては、「青銅(せいどう)・赤銅(しゃくどう)・超合金(ちょうごうきん)・ステンレス」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても真鍮と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「真鍮の読み方と意味、”しんゆ”と”しんちゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 真鍮の正しい読み方は「しんちゅう」で、「しんゆ」は間違い。
- 真鍮は「亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと」の意味。
- 真鍮の類義語には、「青銅・赤銅・超合金・ステンレス」などがある。