さて日常的に使われるもので「真贋」という言葉があります。
この真贋に使用されている漢字(特に”贋”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは真贋の読み方と意味、「しんぜん」と「しんがん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.真贋の正しい読み方は「しんぜん」「しんがん」?
では真贋の正しい読み方は、「しんぜん」「しんがん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、真贋の正しい読み方は「しんがん」になります。
真贋の”贋”は「にせ」「がん」と読むことはできますが、
「ぜん」と読むことはできないので、真贋を「しんぜん」と読むのは間違いです。
また真贋(しんがん)のように「真(しん)」が用いられている言葉には、
「真実(しんじつ)・真相(しんそう)・迫真(はくしん)・真率(しんそつ)」などがあります。
真贋(しんがん)のように「贋(がん)」が用いられている言葉には、
「贋物(がんぶつ)・贋造(がんぞう)・贋作(がんさく)・贋金(がんきん)」などがあります。
次の章で真贋の意味と類義語について解説していきます。
2.真贋の意味と類義語について
では真贋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず真贋は「本物と偽物のこと」の意味として用いられています。
真贋を用いた例文としては、「真贋を見分ける」や、
「真贋を判別するのは容易ではない」のような使い方で用いられています。
また真贋の類義語としては、「真偽(しんぎ)・虚実(きょじつ)・真仮(しんか)・正否(せいひ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても真贋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「真贋の読み方と意味、”しんぜん”と”しんがん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 真贋の正しい読み方は「しんがん」で、「しんぜん」は間違い。
- 真贋は「本物と偽物のこと」の意味。
- 真贋の類義語には、「真偽・虚実・真仮・正否」などがある。