結論から言ってしまうと、慣行の正しい読み方は「かんこう」になります。
慣行の”慣”は「な(れる)」「かん」、”行”は「い(く)」「おこな(う)」「こう」「ぎょう」と読むことはできますが、慣行は「かんこう」と読むのが正しく、「かんぎょう」と読むのは間違いです。
また慣行(かんこう)のように「慣(かん)」が用いられている言葉には、
「慣習(かんしゅう)・慣性(かんせい)・慣例(かんれい)・習慣(しゅうかん)」などがあります。
慣行(かんこう)のように「行(こう)」が用いられている言葉には、
「横行(おうこう)・移行(いこう)・急行(きゅうこう)・進行(しんこう)」などがあります。
次の章で慣行の意味について解説していきます。
慣行は「古くからの習わしとして行われていること/普段の習慣のこと」の意味として用いられています。
慣行を用いた例文としては、「慣行に囚(とら)われるのは良くない」や、
「毎朝の慣行のラジオ体操」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「古くからの習わしとして行われていること」の意味で、
後者の例文は「普段の習慣のこと」の意味で使用しています。
また慣行の類義語としては、「習慣(しゅうかん)・慣例(かんれい)・恒例(こうれい)・俗習(ぞくしゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても慣行と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「慣行の読み方と意味、”かんこう”と”かんぎょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど