さて日常的に使われるもので「校閲」という言葉があります。
この校閲に使用されている漢字(特に”閲”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは校閲の読み方と意味、「こうえつ」と「こうせつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.校閲の正しい読み方は「こうえつ」「こうせつ」?
では校閲の正しい読み方は、「こうえつ」「こうせつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、校閲の正しい読み方は「こうえつ」になります。
校閲の”閲”は「けみ(する)」「えつ」と読むことはできますが、
「せつ」と読むことはできないので、校閲を「こうせつ」と読むのは間違いです。
また校閲(こうえつ)のように「校(こう)」が用いられている言葉には、
「学校(がっこう)・対校(たいこう)・将校(しょうこう)・校訂(こうてい)」などがあります。
校閲(こうえつ)のように「閲(えつ)」が用いられている言葉には、
「閲覧(えつらん)・査閲(さえつ)・閲歴(えつれき)・閲読(えつどく)」などがあります。
次の章で校閲の意味と類義語について解説していきます。
2.校閲の意味と類義語について
では校閲の意味と類義語について見ていきましょう。
まず校閲は「文書や原稿などの誤りや不備などを調べて訂正すること」の意味として用いられています。
校閲を用いた例文としては、「しっかり校閲していない証拠だ」や、
「教授に論文の校閲をしてもらう」のような使い方で用いられています。
また校閲の類義語としては、「校訂(こうてい)・添削(てんさく)・推敲(すいこう)・変更(へんこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても校閲と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「校閲の読み方と意味、”こうえつ”と”こうせつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 校閲の正しい読み方は「こうえつ」で、「こうせつ」は間違い。
- 校閲は「文書や原稿などの誤りや不備などを調べて訂正すること」の意味。
- 校閲の類義語には、「校訂・添削・推敲・変更」などがある。