結論から言ってしまうと、年嵩の正しい読み方は「としかさ」になります。
年嵩の”嵩”は「かさ」「しゅう」「すう」と読むことはできますが、
「ねん」と読むことはできないので、年嵩を「ねんこう」と読むのは間違いです。
年嵩の”嵩(かさ)”という字は、”高(たか・こう)”という字に似ているため注意が必要です。
また年嵩(としかさ)のように「年(とし)」が用いられている言葉には、
「年増(としま)・年端(としは)・年寄り(としより)・翌年(よくとし)」などがあります。
年嵩(としかさ)のように「嵩(かさ)」が用いられている言葉には、
「嵩高(かさだか)・嵩張る(かさばる)・一嵩(ひとかさ)・水嵩(みずかさ)」などがあります。
次の章で年嵩の意味について解説していきます。
年嵩は「年齢が他より多いこと。また、その人のこと/高齢のこと」の意味として用いられています。
年嵩を用いた例文としては、「私には3つ年嵩の兄がいる」や、
「年嵩の女性が立っている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「年齢が他より多いこと」の意味で、
後者の例文は「高齢のこと」の意味で使用しています。
また年嵩の類義語としては、「年長(ねんちょう)・年頭(としがしら)・上長(じょうちょう)・年高(としだか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても年嵩と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「年嵩の読み方と意味、”としかさ”と”ねんこう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど