さて日常的に使われることはほとんどありませんが、「島嶼」という言葉があります。
この島嶼に使用されている漢字(特に”嶼”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは島嶼の読み方と意味、「とうしょ」と「とうこう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.島嶼の正しい読み方は「とうしょ」「とうこう」?
では島嶼の正しい読み方は、「とうしょ」「とうこう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、島嶼の正しい読み方は「とうしょ」になります。
島嶼の”島”は「しま」「とう」、”嶼”は「しま」「しょ」と読むことはできますが、”嶼”は「こう」と読むことはできないので、島嶼を「とうこう」と読むのは間違いです。
また島嶼(とうしょ)のように「島(とう)」が用いられている言葉には、
「半島(はんとう)・孤島(ことう)・本島(ほんとう)・群島(ぐんとう)」などがあります。
島嶼(とうしょ)のように「嶼(しょ)」が用いられている言葉は、
島嶼の他には「洲嶼(しゅうしょ)」しか見つけることができませんでした。
次の章で島嶼の意味と類義語について解説していきます。
2.島嶼の意味と類義語について
では島嶼の意味と類義語について見ていきましょう。
まず島嶼は「大小の島々(しまじま)のこと」の意味として用いられています。
島嶼の”島”には「大きなしま」の意味、”嶼”には「小さなしま」の意味があります。
また島嶼の類義語としては、「諸島(しょとう)・属島(ぞくとう)・群島(ぐんとう)・列島(れっとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても島嶼と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「島嶼の読み方と意味、”とうしょ”と”とうこう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 島嶼の正しい読み方は「とうしょ」で、「とうこう」は間違い。
- 島嶼は「大小の島々のこと」の意味。
- 島嶼の類義語には、「諸島・属島・群島・列島」などがある。