さて日常的に使われることはあまりないですが、「屠殺」という言葉があります。
この屠殺に使用されている漢字(特に”屠”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは屠殺の読み方と意味、「とさつ」と「しょさつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.屠殺の正しい読み方は「とさつ」「しょさつ」?
では屠殺の正しい読み方は、「とさつ」「しょさつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、屠殺の正しい読み方は「とさつ」になります。
屠殺の”屠”は「ほふ(る)」「と」と読むことはできますが、
「しょ」と読むことはできないので、屠殺を「しょさつ」と読むのは間違いです。
また屠殺(とさつ)のように「屠(と)」が用いられている言葉には、
「屠牛(とぎゅう)・屠蘇(とそ)・屠腹(とふく)・屠所(としょ)」などがあります。
屠殺(とさつ)のように「殺(さつ)」が用いられている言葉には、
「殺戮(さつりく)・封殺(ふうさつ)・必殺(ひっさつ)・抹殺(まっさつ)」などがあります。
次の章で屠殺の意味と類義語について解説していきます。
2.屠殺の意味と類義語について
では屠殺の意味と類義語について見ていきましょう。
まず屠殺は「(肉などを利用するために)家畜類を殺すこと」の意味として用いられています。
屠殺を用いた例文としては、「屠殺された動物から取った肉」や、
「彼は屠殺することに抵抗がある」のような使い方で用いられています。
また屠殺の類義語としては、「屠牛(とぎゅう)・殺業(せつごう)・誅殺(ちゅうさつ)・殺戮(さつりく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても屠殺と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「屠殺の読み方と意味、”とさつ”と”しょさつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 屠殺の正しい読み方は「とさつ」で、「しょさつ」は間違い。
- 屠殺は「(肉などを利用するために)家畜類を殺すこと」の意味。
- 屠殺の類義語には、「屠牛・殺業・誅殺・殺戮」などがある。