さて日常的に使われることはあまりないですが、「索莫」という言葉があります。
この索莫に使用されている漢字(特に”莫”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは索莫の読み方と意味、「さくばく」と「さくぼう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.索莫の正しい読み方は「さくばく」「さくぼう」?
では索莫の正しい読み方は、「さくばく」「さくぼう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、索莫の正しい読み方は「さくばく」になります。
索莫の”索”は「さく」、”莫”は「ばく」と読むことはできますが、
「ぼう」と読むことはできないので、索莫を「さくぼう」と読むのは間違いです。
索莫は他にも、”索漠(さくばく)”と書き表されることも多いため覚えておきましょう。
また索漠(さくばく)のように「索(さく)」が用いられている言葉には、
「思索(しさく)・探索(たんさく)・検索(けんさく)・索引(さくいん)」などがあります。
索莫(さくばく)のように「莫(ばく)」が用いられている言葉には、
「莫大(ばくだい)・莫逆(ばくぎゃく)・莫連(ばくれん)・落莫(らくばく)」などがあります。
次の章で索莫の意味と類義語について解説していきます。
2.索莫の意味と類義語について
では索莫の意味と類義語について見ていきましょう。
まず索莫は「心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま」の意味として用いられています。
索莫を用いた例文としては、「索莫たる思いにとらわれる」や、
「索莫とした風景を眺める」のような使い方で用いられています。
また索莫の類義語としては、「落莫(らくばく)・荒涼(こうりょう)・哀愁(あいしゅう)・殺風景(さっぷうけい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても索莫と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「索莫の読み方と意味、”さくばく”と”さくぼう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 索莫の正しい読み方は「さくばく」で、「さくぼう」は間違い。
- 索莫は「心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま」の意味。
- 索莫の類義語には、「落莫・荒涼・哀愁・殺風景」などがある。