結論から言ってしまうと、秤量の本来の読み方は「しょうりょう」でしたが、
いま現在では「しょうりょう」と「ひょうりょう」のどちらでも問題はありません。
秤量の”秤”は「はかり」「しょう」の読み方はありますが、「ひょう」という読み方はありません。
一般的には秤量は「ひょうりょう」と読むことがほとんどです。
ただ秤量は「しょうりょう」「ひょうりょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また秤量を「ひょうりょう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「ひょうりょう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、秤量を「ひょうりょう」と間違って読む人が増えたために、
「しょうりょう」でも「ひょうりょう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での秤量の読み方としては、「しょうりょう」と「ひょうりょう」はどちらも正しい読み方となります。
次の章で秤量の意味について解説していきます。
秤量(しょうりょう)は「秤(はかり)にかけて、重さをはかること/(転じて)物事の多少・軽重などを考え合わせること」の意味として用いられています。
秤量を「しょうりょう」と読むと上記のような意味になりますが、
「ひょうりょう」と読むと「秤にかけて、重さをはかること/秤で正確にはかることができる最大の重さのこと」の意味となります。
このように秤量は「しょうりょう」「ひょうりょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
秤量を用いた例文としては、「それは秤量(ひょうりょう)30キログラムだ」や、
「両者の立場を秤量(しょうりょう)する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「秤で正確にはかることができる最大の重さのこと」の意味で、
後者の例文は「物事の多少・軽重などを考え合わせること」の意味で使用しています。
以上が「秤量の読み方と意味、”しょうりょう”と”ひょうりょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど