このページでは地金の読み方と意味、「じがね」と「ちきん」どちらが正しいのかを解説しています。

結論から言ってしまうと、地金の正しい読み方は「じがね」「じきん」になります。

地金の”地”は「ち」「じ」、”金”は「かね」「きん」と読むことができますが、地金は「じがね」「じきん」と読むのが正しく、「ちきん」と読むのは間違いです。

ただ一般的には地金は「じがね」と読むことがほとんどです。

また”金”の読み方は「かね」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「がね」という読み方をすることはできません。

地金のように「じかね」ではなく、「じがね」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

地金であれば、地（じ）＋金（かね）なので、金（後ろの語）の語頭である清音の”か”が濁音の”が”に変化します。

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

次の章で地金の意味について解説していきます。

地金は「メッキの下地や、加工の材料となる金属のこと/生まれつきの性質。本性のこと」の意味として用いられています。

後者の意味である”生まれつきの性質。本性のこと”は、主に悪い意味で使われることが多いです。

地金を用いた例文としては、「メッキが剥がれて地金が見える」や、
「追い込まれているときほど地金が出やすい」のような使い方で用いられています。

前者の例文は「メッキの下地や、加工の材料となる金属のこと」の意味で、後者の例文は「生まれつきの性質。本性のこと」の意味で使用しています。

以上が「地金の読み方と意味、”じがね”と”ちきん”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、

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