さて日常的に使われることはあまりないですが、「散華」という言葉があります。

 

この散華に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
散華がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは散華の読み方と意味、「さんか」と「さんげ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.散華の正しい読み方は「さんか」「さんげ」?

 

では散華の正しい読み方は、「さんか」「さんげ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、散華の正しい読み方は「さんげ」になります

 

散華の”華”は「はな」「か」「け」「げ」と読むことができますが、
散華は「さんげ」と読むのが正しく、「さんか」と読むのは間違いです

 

 

 

また散華(さんげ)のように「散(さん)」が用いられている言葉には、
「散歩(さんぽ)・離散(りさん)・分散(ぶんさん)・退散(たいさん)」などがあります。

 

散華(さんげ)のように「華(げ)」が用いられている言葉には、
「香華(こうげ)・拈華(ねんげ)・蓮華(れんげ)・万華鏡(まんげきょう)」などがあります。

 

 

次の章で散華の意味と類義語について解説していきます。

 

2.散華の意味と類義語について

 

では散華の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず散華は「花をまいて仏を供養(くよう)すること/法会(ほうえ)の儀式で、蓮(ハス)の花びらをかたどった紙をまき散らして仏を供養すること/(花を散らす意から)戦死すること」の意味として用いられています。

 

法会(ほうえ)というのは、”死者の追善供養(ついぜんくよう)のこと”などを意味します。

 

 

 

また散華の類義語としては、「法要(ほうよう)・追福(ついふく)・追弔(ついちょう)・供養(くよう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても散華と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「散華の読み方と意味、”さんか”と”さんげ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 散華の正しい読み方は「さんげ」で、「さんか」は間違い。
  • 散華は「花をまいて仏を供養すること/法会の儀式で、蓮の花びらをかたどった紙をまき散らして仏を供養すること/(花を散らす意から)戦死すること」の意味。
  • 散華の類義語には、「法要・追福・追弔・供養」などがある。

 

 

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