結論から言ってしまうと、軒並みの正しい読み方は「のきなみ」になります。
軒並みの”軒”は「のき」「けん」と読むことができますが、
軒並みは「のきなみ」と読むのが正しく、「けんなみ」と読むのは間違いです。
また軒並み(のきなみ)のように「軒(のき)」が用いられている言葉には、
「軒端(のきば)・軒下(のきした)・軒先(のきさき)・軒樋(のきどい)」などがあります。
次の章で軒並みの意味について解説していきます。
軒並みは「家が軒(のき)を連ねて並び建っていること/並んでいる家の一軒(けん)一軒のこと/どこもかしこも。どれもこれも」の意味として用いられています。
軒というのは、”屋根の下端で、建物の外壁から張り出した部分のこと”です。
軒並みを用いた例文としては、「彼は軒並みにセールスをする」や、「軒並みに値下がりする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「並んでいる家の一軒一軒のこと」の意味で、後者の例文は「どこもかしこも。どれもこれも」の意味で使用しています。
また軒並みの類義語としては、「挙って(こぞって)・全部(ぜんぶ)・大体(だいたい)・全般(ぜんぱん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても軒並みと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「軒並みの読み方と意味、”のきなみ”と”けんなみ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど