合点の読み方と意味、「がてん」と「がってん」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「合点」という言葉があります。

 

この合点に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
合点がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは合点の読み方と意味、「がてん」と「がってん」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.合点の正しい読み方は「がてん」「がってん」?

 

では合点の正しい読み方は、「がてん」「がってん」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、合点の正しい読み方は「がてん」「がってん」の両方になります

 

合点の”合”は「あ(う)」「ごう」「がっ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には合点は「がてん」と読むことが多いです。

 

ただ合点は「がてん」「がってん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また合点の”合”という字は単体で「が」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「がってん」から「がてん」という読み方に変化しました。

 

簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。

 

この音変化により、合点は通常では読むことができない「がてん」という読み方になったんですね。

 

 

次の章で合点の意味と類義語について解説していきます。

 

2.合点の意味と類義語について

 

では合点の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず合点(がってん)の意味は下記のとおりです。

  1. 承知すること。同意すること
  2. 理解すること。納得すること
  3. 和歌などを批評して良いものに点・丸・鉤(かぎ)などの印を付けること。また、その印のこと
  4. 回状などに同意した意を表すために、自分の名の肩に印を付けること

 

 

合点を「がってん」と読むと上記のような意味になりますが、「がてん」と読むと「承知すること。同意すること/理解すること。納得すること」の意味となります

 

このように合点は「がってん」「がてん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

合点を用いた例文としては、「彼に合点のいくように説明をする」や、
「どう考えても合点がいかない」のような使い方で用いられています。

 

一般的に合点は「理解すること。納得すること」の意味で使われることが多く、
どちらの例文も「理解すること。納得すること」の意味で使用しています。

 

 

 

また合点の類義語としては、「得心(とくしん)・了承(りょうしょう)・点頭(てんとう)・熟知(じゅくち)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても合点と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「合点の読み方と意味、”がてん”と”がってん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 合点の正しい読み方は「がってん」「がてん」の両方。
  • 合点の類義語には、「得心・了承・点頭・熟知」などがある。
  • 合点(がてん)は「承知すること。同意すること/理解すること。納得すること」の意味。

<合点(がってん)の意味>

  1. 承知すること。同意すること
  2. 理解すること。納得すること
  3. 和歌などを批評して良いものに点・丸・鉤などの印を付けること。また、その印のこと
  4. 回状などに同意した意を表すために、自分の名の肩に印を付けること

 

 

関連ページ