結論から言ってしまうと、素見すの正しい読み方は「ひやかす」になります。
素見すの”素”は「す」「そ」、”見”は「み(る)」「けん」と読むことができますが、素見すを「そけんす」と読むのは間違いです。
ただ「ひやかす」というのは、一般的には”冷やかす”と書き表されることが多いです。
素見すの”素”に「ひや」、”見”にも「か」という読み方はありませんが、素見すを「ひやかす」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「ひやかす」という言葉の意味に、”素見”という言葉の持っている意味が合っていたため、「ひやかす」に”素見す”という漢字が当てられました。
次の章で素見すの意味について解説していきます。
素見すは「相手が困ったり、恥ずかしがったりするような言葉をかけてからかうこと/買う気もないのに商品を手に取ったり、値段を聞いたりすること/遊郭で遊ぶ気もないのに、遊女を見て回ること」の意味として用いられています。
素見すを用いた例文としては、「仲が良いのを素見す」や、「お客さん、素見しならやめてください」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「相手が困ったり、恥ずかしがったりするような言葉をかけてからかうこと」の意味で、後者の例文は「買う気もないのに商品を手に取ったり、値段を聞いたりすること」の意味で使用しています。
以上が「素見すの読み方と意味、”ひやかす”と”そけんす”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど