結論から言ってしまうと、雄弁の正しい読み方は「ゆうべん」になります。
雄弁の”雄”は「おす」「お」「ゆう」と読むことができますが、
雄弁は「ゆうべん」と読むのが正しく、「おべん」と読むのは間違いです。
また雄弁(ゆうべん)のように「雄(ゆう)」が用いられている言葉には、
「雄姿(ゆうし)・英雄(えいゆう)・雄大(ゆうだい)・雄図(ゆうと)」などがあります。
雄弁(ゆうべん)のように「弁(べん)」が用いられている言葉には、
「勘弁(かんべん)・弁舌(べんぜつ)・弁償(べんしょう)・弁論(べんろん)」などがあります。
次の章で雄弁の意味について解説していきます。
雄弁は「人を惹(ひ)きつけるように、巧みに力強く話すこと。また、その弁舌のこと/(”雄弁に”の形で)内容をはっきりと表していること」の意味として用いられています。
雄弁を用いた例文としては、「彼は雄弁をふるう」や、
「事実が雄弁に物語っている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「人を惹きつけるように、巧みに力強く話すこと」の意味で、
後者の例文は「(”雄弁に”の形で)内容をはっきりと表していること」の意味で使用しています。
また雄弁の類義語としては、「饒舌(じょうぜつ)・快弁(かいべん)・流暢(りゅうちょう)・熱弁(ねつべん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても雄弁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「雄弁の読み方と意味、”おべん”と”ゆうべん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど