このページでは手許の読み方と意味、「てもと」と「しゅきょ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.手許の正しい読み方は「てもと」「しゅきょ」?

 

結論から言ってしまうと、手許の正しい読み方は「てもと」になります

 

手許の”許”は「ゆる(す)」「もと」「きょ」と読むことができますが、
手許は「てもと」と読むのが正しく、「しゅきょ」と読むのは間違いです。

 

 

ただ「てもと」というのは、一般的には”手元”と書き表されることが多いです。

 

 

 

また手許(てもと)のように「手(て)」が用いられている言葉には、
「手帳(てちょう)・手当(てあて)・手袋(てぶくろ)・勝手(かって)」などがあります。

 

手許(てもと)のように「許(もと)」が用いられている言葉には、
「御許(おもと)・爰許(ここもと)・国許(くにもと)・口許(くちもと)」などがあります。

 

 

次の章で手許の意味について解説していきます。

 

2.手許の意味について

 

手許は「手の届く辺り/物の、手で持ったり握ったりする部分/手の動かし方/箸(はし)/手近(てぢか)にあるお金」の意味として用いられています。

 

 

手許を用いた例文としては、「大事なものなので手許に置く」や、
「焦りで手許が狂う」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「手の届く辺りのこと」の意味で、
後者の例文は「手の動かし方のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また手許の類義語としては、「懐(ふところ)・近傍(きんぼう)・側近(そっきん)・至近(しきん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても手許と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「手許の読み方と意味、”てもと”と”しゅきょ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 手許の正しい読み方は「てもと」で、「しゅきょ」は間違い。
  • 手許は「手の届く辺りのこと/物の、手で持ったり握ったりする部分のこと/手の動かし方のこと/箸のこと/手近にあるお金のこと」の意味。
  • 手許の類義語には、「懐・近傍・側近・至近」などがある。

 

 

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