さて日常的に使われるもので「駆逐」という言葉があります。
この駆逐に使用されている漢字(特に”逐”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは駆逐の読み方と意味、「くちく」と「くつい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.駆逐の正しい読み方は「くちく」「くつい」?
では駆逐の正しい読み方は、「くちく」「くつい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、駆逐の正しい読み方は「くちく」になります。
駆逐の”逐”は「ちく」と読むことはできますが、「つい」と読むことはできないので、駆逐を「くつい」と読むのは間違いです。
駆逐の”逐(ちく)”という字は、”遂(つい)”という字によく似ているため注意が必要です。
また駆逐(くちく)のように「駆(く)」が用いられている言葉には、
「駆除(くじょ)・先駆(せんく)・駆動(くどう)・駆使(くし)」などがあります。
駆逐(くちく)のように「逐(ちく)」が用いられている言葉には、
「逐次(ちくじ)・逐年(ちくねん)・逐日(ちくじつ)・逐一(ちくいち)」などがあります。
次の章で駆逐の意味と類義語について解説していきます。
2.駆逐の意味と類義語について
では駆逐の意味と類義語について見ていきましょう。
まず駆逐は「追い払うこと」の意味として用いられています。
駆逐を用いた例文としては、「敵を駆逐する」や、
「悪貨は良貨を駆逐する」のような使い方で用いられています。
また駆逐の類義語としては、「打倒(だとう)・退治(たいじ)・撃退(げきたい)・撃破(げきは)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても駆逐と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「駆逐の読み方と意味、”くちく”と”くつい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 駆逐の正しい読み方は「くちく」で、「くつい」は間違い。
- 駆逐は「追い払うこと」の意味。
- 駆逐の類義語には、「打倒・退治・撃退・撃破」などがある。