結論から言ってしまうと、飢饉の正しい読み方は「ききん」になります。
飢饉の”飢”は「う(える)」「き」、”饉”は「きん」と読むことはできますが、”飢”は「し」と読むことはできないので、飢饉を「しきん」と読むのは間違いです。
また飢饉(ききん)のように「飢(き)」が用いられている言葉には、「飢餓(きが)・飢渇(きかつ)・飢寒(きかん)」があります。
飢饉(ききん)のように「饉(きん)」が用いられている言葉には、「凶饉(きょうきん)・饑饉(ききん)」があります。
次の章で飢饉の意味と類義語について解説していきます。
飢饉は「農作物の不作で食物が不足すること/生活に必要なものが極端に不足すること」の意味として用いられています。
飢饉を用いた例文としては、「飢饉の備えとして米を貯蔵する」や、
「以前は水飢饉で苦しんでいた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「農作物の不作で食物が不足すること」の意味で、
後者の例文は「生活に必要なものが極端に不足すること」の意味で使用しています。
また飢饉の類義語としては、「飢餓(きが)・飢渇(きかつ)・枯渇(こかつ)・不作(ふさく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても飢饉と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「飢饉の読み方と意味、”ききん”と”しきん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>