さて日常的に使われるもので「飢渇」という言葉があります。
この飢渇に使用されている漢字(特に”飢”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは飢渇の読み方と意味、「きかつ」と「こかつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.飢渇の正しい読み方は「きかつ」「こかつ」?
では飢渇の正しい読み方は、「きかつ」「こかつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、飢渇の正しい読み方は「きかつ」になります。
飢渇の”飢”は「う(える)」「き」、”渇”は「かわ(く)」「かつ」と読むことはできますが、”飢”は「こ」と読むことはできないので、飢渇を「こかつ」と読むのは間違いです。
「こかつ」というのは、”枯渇(こかつ)”と書き表されるため注意が必要です。
また飢渇(きかつ)のように「飢(き)」が用いられている言葉は、「飢餓(きが)・飢饉(ききん)・飢寒(きかん)」があります。
飢渇(きかつ)のように「渇(かつ)」が用いられている言葉には、
「枯渇(こかつ)・渇望(かつぼう)・渇仰(かつごう)」があります。
次の章で飢渇の意味と類義語について解説していきます。
2.飢渇の意味と類義語について
では飢渇の意味と類義語について見ていきましょう。
まず飢渇は「食べ物や飲み物が不足すること」の意味として用いられています。
飢渇を用いた例文としては、「人々が飢渇に苦しんでいる」や、
「飢渇をしのぐために盗みをする」のような使い方で用いられています。
また飢渇の類義語としては、「飢饉(ききん)・飢餓(きが)・空腹(くうふく)・枯渇(こかつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても飢渇と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「飢渇の読み方と意味、”きかつ”と”こかつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 飢渇の正しい読み方は「きかつ」で、「こかつ」は間違い。
- 飢渇は「食べ物や飲み物が不足すること」の意味。
- 飢渇の類義語には、「飢饉・飢餓・空腹・枯渇」などがある。