さて日常的に使われるもので「頓挫」という言葉があります。
この頓挫に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは頓挫の読み方と意味、「とんざ」と「ちゅうざ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.頓挫の正しい読み方は「とんざ」「ちゅうざ」?
では頓挫の正しい読み方は、「とんざ」「ちゅうざ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、頓挫の正しい読み方は「とんざ」になります。
頓挫の”頓”は「とん」、”挫”は「くじ(ける)」「ざ」と読むことはできますが、”頓”は「ちゅう」と読むことはできないので、頓挫を「ちゅうざ」と読むのは間違いです。
また頓挫(とんざ)のように「頓(とん)」が用いられている言葉には、
「頓狂(とんきょう)・頓死(とんし)・頓着(とんちゃく)・整頓(せいとん)」などがあります。
頓挫(とんざ)のように「挫(ざ)」が用いられている言葉には、
「挫折(ざせつ)・挫傷(ざしょう)・捻挫(ねんざ)・挫骨(ざこつ)」などがあります。
次の章で頓挫の意味と類義語について解説していきます。
2.頓挫の意味と類義語について
では頓挫の意味と類義語について見ていきましょう。
まず頓挫は「途中で行き詰って挫(くじ)けること。計画や事業の進行が急に止まること」の意味として用いられています。
頓挫を用いた例文としては、「計画が頓挫する」や、
「彼の裏切りにより陰謀が頓挫した」のような使い方で用いられています。
また頓挫の類義語としては、「停滞(ていたい)・挫折(ざせつ)・膠着(こうちゃく)・停留(ていりゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても頓挫と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「頓挫の読み方と意味、”とんざ”と”ちゅうざ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 頓挫の正しい読み方は「とんざ」で、「ちゅうざ」は間違い。
- 頓挫は「途中で行き詰って挫けること。計画や事業の進行が急に止まること」の意味。
- 頓挫の類義語には、「停滞・挫折・膠着・停留」などがある。