さて日常的に使われるもので「霜降」という言葉があります。
この霜降に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
霜降がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは霜降の読み方と意味、「そうこう」と「しもふり」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.霜降の正しい読み方は「そうこう」「しもふり」?
では霜降の正しい読み方は、「そうこう」「しもふり」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、霜降の正しい読み方は「そうこう」「しもふり」の両方になります。
霜降の”霜”は「しも」「そう」、”降”は「ふ(る)」「ふ(り)」「お(りる)」「こう」と読むことができます。
一般的には霜降は「そうこう」と読むことが多く、「しもふり」は”霜降り”と送り仮名がある場合が多いです。
ただ霜降は「そうこう」「しもふり」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また霜降(そうこう)のように「霜(そう)」が用いられている言葉には、
「星霜(せいそう)・霜害(そうがい)・霜天(そうてん)・秋霜(しゅんそう)」などがあります。
霜降(そうこう)のように「降(こう)」が用いられている言葉には、
「以降(いこう)・降車(こうしゃ)・降伏(こうふく)・降雨(こうう)」などがあります。
次の章で霜降の意味と類義語について解説していきます。
2.霜降の意味と類義語について
では霜降の意味と類義語について見ていきましょう。
まず霜降(そうこう)は「二十四節気のひとつ」の意味として用いられています。
霜降(そうこう)は、”現在の暦(太陽暦)の10月23日頃のこと”で、この頃に霜が降り始めるとされています。
霜降を「そうこう」と読むと上記のような意味になりますが、「しもふり」と読むと下記のような意味となります。
- 霜が降りること
- 霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様のこと
- 牛肉の赤身に白い脂が混じっている状態のこと
- 魚肉や鶏肉などを、さっと熱湯にくぐらせたり焼いたりしてから冷水にさらし、表面を白くする調理法のこと
このように霜降は「そうこう」「しもふり」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また霜降(そうこう)の類義語としては、「寒露(かんろ)・白露(はくろ)・小寒(しょうかん)・冬至(とうじ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても霜降と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「霜降の読み方と意味、”そうこう”と”しもふり”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 霜降の正しい読み方は「そうこう」「しもふり」の両方。
- 霜降(そうこう)の類義語には、「寒露・白露・小寒・冬至」などがある。
- 霜降(そうこう)は「二十四節気のひとつ」の意味。
<霜降(しもふり)の意味>
- 霜が降りること
- 霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様のこと
- 牛肉の赤身に白い脂が混じっている状態のこと
- 魚肉や鶏肉などを、さっと熱湯にくぐらせたり焼いたりしてから冷水にさらし、表面を白くする調理法のこと