さて日常的に使われるもので「矛先」という言葉があります。
この矛先に使用されている漢字(特に”矛”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは矛先の読み方と意味、「よせん」と「ほこさき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では矛先の正しい読み方は、「よせん」「ほこさき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、矛先の正しい読み方は「ほこさき」になります。
矛先の”矛”は「ほこ」「む」、”先”は「さき」「せん」と読むことはできますが、”矛”は「よ」と読むことはできないので、矛先を「よせん」と読むのは間違いです。
矛先の”矛(ほこ)”という字は、”予(よ)”という字によく似ているため注意が必要です。
また矛先(ほこさき)のように「矛(ほこ)」が用いられている言葉には、
「八矛(やほこ)・矛木(ほこぎ)・矛杉(ほこすぎ)・逆矛(さかほこ)」などがあります。
矛先(ほこさき)のように「先(さき)」が用いられている言葉には、
「手先(てさき)・爪先(つまさき)・矢先(やさき)・先物(さきもの)」などがあります。
次の章で矛先の意味と類義語について解説していきます。
では矛先の意味と類義語について見ていきましょう。
まず矛先は「矛(ほこ)の切っ先(きっさき)のこと/攻撃の方向のこと/鋭い勢いのこと」の意味として用いられています。
矛先を用いた例文としては、「彼の怒りの矛先がこちらに向いた」や、「それは彼の議論の矛先を鈍らせた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「攻撃の方向のこと」の意味で、後者の例文は「鋭い勢いのこと」の意味で使用しています。
また矛先の類義語としては、「剣先(けんさき)・刃先(はさき)・鋭角(えいかく)・先端(せんたん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても矛先と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「矛先の読み方と意味、”よせん”と”ほこさき”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、