閾値の読み方と意味、「いきち」と「しきいち」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「閾値」という言葉があります。

 

この閾値に使用されている漢字(特に”閾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは閾値の読み方と意味、「いきち」と「しきいち」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.閾値の正しい読み方は「いきち」「しきいち」?

 

では閾値の正しい読み方は、「いきち」「しきいち」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、閾値の正しい読み方は「いきち」「しきいち」の両方になります

 

閾値の”閾”は「いき」「しきい」、”値”は「あたい」「ね」「ち」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には閾値は「いきち」と読むことが多いです。

 

 

 

また閾値(いきち)のように「閾(いき)」が用いられている言葉には、
「閾下(いきか)・識閾(しきいき)・門閾(もんいき)」があります。

 

閾値(しきいち)のように「閾(しきい)」が用いられている言葉は、閾値の他には見つけることができませんでした。

 

 

次の章で閾値の意味について解説していきます。

 

2.閾値の意味について

 

では閾値の意味について見ていきましょう。

 

まず閾値は「動作・内容などが変化する境目となる値のこと/ある作用が加わったときに、生物が刺激を感じる最小の値のこと」の意味として用いられています。

 

一般的には閾値は「いきち」と読まれることが多いですが、生物学などの分野では「いきち」、工学関連の分野では「しきいち」と読まれることが多いです。

 

 

後者の意味である「ある作用が加わったときに、生物が刺激を感じる最小の値」というのは、例えば肌に物を少しずつ押し当てていき”痛い”と刺激を感じた時の力の値のことです。

 

 

 

また閾値を用いた例文としては、「所定の閾値(しきいち)と比較する」や、
「ストレス値が閾値(いきち)を超えないようにする」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「動作・内容などが変化する境目となる値のこと」の意味で、
後者の例文は「ある作用が加わったときに、生物が刺激を感じる最小の値のこと」の意味で使用しています。

 

 

以上が「閾値の読み方と意味、”いきち”と”しきいち”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ