さて日常的に使われるもので「波布」という言葉があります。
この波布に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
波布がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは波布の読み方と意味、「はぶ」と「はふ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．波布の正しい読み方は「はぶ」「はふ」？
では波布の正しい読み方は、「はぶ」「はふ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、波布の正しい読み方は「はぶ」になります。
波布の”波”は「なみ」「は」、”布”は「ぬの」「ふ」と読むことができますが、波布を「はふ」と読むのは間違いです。
また”布”の読み方は「ふ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぶ」という読み方をすることはできません。
波布のように「はふ」ではなく、「はぶ」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。
連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
波布であれば、波（は）＋布（ふ）なので、布（後ろの語）の語頭である清音の”ふ”が濁音の”ぶ”に変化します。
例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。
もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。
ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で波布の意味について解説していきます。
２．波布の意味について
では波布の意味について見ていきましょう。
まず波布は「クサリヘビ科の毒ヘビのこと」の意味として用いられています。
全長は１メートル〜２メートルほどで、猛毒を持ち、攻撃性が強く、夜間や雨天に行動しネズミ・鳥などを捕食します。
主に沖縄諸島・奄美（あまみ）に分布しています。
以上が「波布の読み方と意味、”はぶ”と”はふ”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 波布の正しい読み方は「はぶ」で、「はふ」は間違い。
- 波布は「クサリヘビ科の毒ヘビのこと」の意味。