結論から言ってしまうと、圧延の正しい読み方は「あつえん」になります。
圧延の”延”は「の(ばす)」「えん」と読むことはできますが、
「えい」と読むことはできないので、圧延を「あつえい」と読むのは間違いです。
次の章で圧延の意味について解説していきます。
圧延は「圧延機に金属材料を通して、棒状・板状に引き延(の)ばすこと」の意味として用いられています。
圧延機というのは、”回転する複数のロールの間に常温または高熱の金属材料を通して圧延する機械のこと”です。
身近なものでいうとアルミホイルが圧延技術で作られており、一般的なアルミホイルの薄さは0.011mm(髪の毛の太さが0.08mm程度)で、材料のアルミニウムは”展性(てんせい)”に優れた金属になります。
展性は「強く叩いたり大きな圧力を加えると、破壊されることなく薄く広がっていく性質のこと」で、
一般的には柔らかい金属が展性に優れ、展性が高い順に”金・銀・鉛(なまり)・銅・アルミニウム”となっています。
以上が「圧延の読み方と意味、”あつえん”と”あつえい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど