結論から言ってしまうと、可塑性の正しい読み方は「かそせい」になります。
可塑性の”塑”は「そ」と読むことはできますが、「ぎゃく」と読むことはできないので、可塑性を「かぎゃくせい」と読むのは間違いです。
また可塑性(かそせい)のように「塑(そ)」が用いられている言葉には、
「彫塑(ちょうそ)・塑像(そぞう)・泥塑(でいそ)・紙塑(しそ)」などがあります。
次の章で可塑性の意味について解説していきます。
可塑性は「固体に外力を加えて変形させたときに、その外力を取り除いても元に戻らない性質のこと」の意味として用いられています。
簡単に言えば、”ある物質を手で押したりして変形させたときに、押している手を離してもその物質の形が元に戻らない性質のこと”です。
例えば粘土などは”可塑性が高く(元の形に戻りにくい)”、
反対にゴムなどは”可塑性が低い(元の形に戻りやすい)”と言えます。
また可塑性の類義語としては、「弾性(だんせい)・延性(えんせい)・展性(てんせい)・物性(ぶっせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても可塑性と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「可塑性の読み方と意味、”かそせい”と”かぎゃくせい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど