結論から言ってしまうと、辞世の正しい読み方は「じせい」になります。
辞世の”辞”は「や(める)」「じ」、”世”は「よ」「せ」「せい」と読むことができますが、辞世は「じせい」と読むのが正しく、「じせ」と読むのは間違いです。
また辞世(じせい)のように「辞(じ)」が用いられている言葉には、
「辞退(じたい)・固辞(こじ)・祝辞(しゅくじ)・式辞(しきじ)」などがあります。
辞世(じせい)のように「世(せい)」が用いられている言葉には、
「隔世(かくせい)・救世(きゅうせい)・近世(きんせい)・世紀(せいき)」などがあります。
次の章で辞世の意味について解説していきます。
辞世は「この世に別れを告げること。死ぬこと/死に際に残す歌や詩などのこと」の意味として用いられています。
辞世を用いた例文としては、「辞世の言葉が有名だ」や、
「彼の辞世の句」のような使い方で用いられています。
一般的に辞世は後者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「死に際に残す歌や詩などのこと」の意味で使用しています。
また辞世の類義語としては、「死去(しきょ)・逝去(せいきょ)・永眠(えいみん)・臨終(りんじゅう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても辞世と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「辞世の読み方と意味、”じせ”と”じせい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど