さて日常的に使われるもので「殴打」という言葉があります。
この殴打に使用されている漢字(特に”殴”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは殴打の読み方と意味、「おうだ」と「きょうだ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.殴打の正しい読み方は「おうだ」「きょうだ」?
では殴打の正しい読み方は、「おうだ」「きょうだ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、殴打の正しい読み方は「おうだ」になります。
殴打の”殴”は「なぐ(る)」「おう」と読むことはできますが、
「きょう」と読むことはできないので、殴打を「きょうだ」と読むのは間違いです。
「きょうだ」というのは、”強打(きょうだ)”と書き表されるため注意が必要です。
また殴打(おうだ)のように「殴(おう)」が用いられている言葉は、
殴打の他には「殴殺(おうさつ)」しか見つけることができませんでした。
殴打(おうだ)のように「打(だ)」が用いられている言葉には、
「打破(だは)・打席(だせき)・打倒(だとう)・打撃(だげき)」などがあります。
次の章で殴打の意味と類義語について解説していきます。
2.殴打の意味と類義語について
では殴打の意味と類義語について見ていきましょう。
まず殴打は「素手(すで)または棒などで人の体をひどくたたくこと」の意味として用いられています。
殴打を用いた例文としては、「殴打されたことによるアザ」や、
「彼は殴打によって意識を失った」のような使い方で用いられています。
また殴打の類義語としては、「猛打(もうだ)・強打(きょうだ)・衝撃(しょうげき)・痛打(つうだ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても殴打と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「殴打の読み方と意味、”おうだ”と”きょうだ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 殴打の正しい読み方は「おうだ」で、「きょうだ」は間違い。
- 殴打は「素手または棒などで人の体をひどくたたくこと」の意味。
- 殴打の類義語には、「猛打・強打・衝撃・痛打」などがある。