さて日常的に使われるもので「平服」という言葉があります。
この平服に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
平服がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは平服の読み方と意味、「ひらふく」と「へいふく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.平服の正しい読み方は「ひらふく」「へいふく」?
では平服の正しい読み方は、「ひらふく」「へいふく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、平服の正しい読み方は「へいふく」になります。
平服の”平”は「ひら」「へい」と読むことができますが、
平服は「へいふく」と読むのが正しく、「ひらふく」と読むのは間違いです。
また平服(へいふく)のように「平(へい)」が用いられている言葉には、
「平穏(へいおん)・平和(へいわ)・平生(へいぜい)・公平(こうへい)」などがあります。
平服(へいふく)のように「服(ふく)」が用いられている言葉には、
「不服(ふふく)・衣服(いふく)・私服(しふく)・礼服(れいふく)」などがあります。
次の章で平服の意味と類義語について解説していきます。
2.平服の意味と類義語について
では平服の意味と類義語について見ていきましょう。
まず平服は「日常的に着る衣服のこと」の意味として用いられています。
ただ平服は”日常的に着る衣服のこと”という意味ではありますが、これはジーパンにTシャツのような普段着のことではなく、略礼服レベルの服装のことを指しています。
略礼服というのは正式の礼服に対しての、”簡略化した礼服のこと”です。
正式の礼服というのは、男性ならモーニングやタキシード、女性ならアフタヌーンドレスやイブニングドレスなどで、略礼服というのは、男性ならスーツ、女性なら綺麗めのスーツやワンピースなどです。
なので「平服でお越しください」と招待されたときは、
ジーパンにTシャツなどの普段着ではなく、スーツなどのことを指しているのだと覚えておきましょう。
また平服の類義語としては、「礼服(れいふく)・正装(せいそう)・礼装(れいそう)・フォーマル」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても平服と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「平服の読み方と意味、”ひらふく”と”へいふく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 平服の正しい読み方は「へいふく」で、「ひらふく」は間違い。
- 平服は「日常的に着る衣服のこと」の意味。
- 平服の類義語には、「礼服・正装・礼装・フォーマル」などがある。