結論から言ってしまうと、宿世の正しい読み方は「すくせ」「しゅくせ」の両方になります。
宿世の”宿”は「やど(る)」「しゅく」「すく」、”世”は「よ」「せ」「せい」と読むことができます。
ただ一般的には宿世は「すくせ」と読むことがほとんどです。
また宿世(すくせ)のように「宿(すく)」が用いられている言葉は、
宿世の他には「宿禰(すくね)・宿曜(すくよう)」しか見つけることができませんでした。
宿世(しゅくせ)のように「宿(しゅく)」が用いられている言葉には、
「宿題(しゅくだい)・宿敵(しゅくてき)・宿泊(しゅくはく)・宿直(しゅくちょく)」などがあります。
次の章で宿世の意味について解説していきます。
宿世は「前世のこと/前世からの因縁(いんねん)のこと」の意味として用いられています。
宿世を用いた例文としては、「彼は宿世では悪人であった」や、
「不運の宿世を背負って生まれた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「前世のこと」の意味で、後者の例文は「前世からの因縁のこと」の意味で使用しています。
また宿世の類義語としては、「他生(たしょう)・宿業(しゅくごう)・過去(かこ)・先世(せんせ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても宿世と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「宿世の読み方と意味、”すくせ”と”しゅくせ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど