さて日常的に使われるもので「市中」という言葉があります。
この市中に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
市中がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは市中の読み方と意味、「しちゅう」と「しじゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.市中の正しい読み方は「しちゅう」「しじゅう」?
では市中の正しい読み方は、「しちゅう」「しじゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、市中の正しい読み方は「しちゅう」になります。
市中の”中”は「なか」「ちゅう」「じゅう」と読むことができますが、
市中は「しちゅう」と読むのが正しく、「しじゅう」と読むのは間違いです。
また市中(しちゅう)のように「市(し)」が用いられている言葉には、
「市民(しみん)・市場(しじょう)・市況(しきょう)・市販(しはん)」などがあります。
市中(しちゅう)のように「中(ちゅう)」が用いられている言葉には、
「中核(ちゅうかく)・中華(ちゅうか)・中継(ちゅうけい)・中間(ちゅうかん)」などがあります。
次の章で市中の意味と類義語について解説していきます。
2.市中の意味と類義語について
では市中の意味と類義語について見ていきましょう。
まず市中は「市のうち。街の中のこと」の意味として用いられています。
市中を用いた例文としては、「市中を散策する」や、
「市中から外れた場所にある」のような使い方で用いられています。
また市中の類義語としては、「洛中(らくちゅう)・県内(けんない)・市内(しない)・市井(しせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても市中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「市中の読み方と意味、”しちゅう”と”しじゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 市中の正しい読み方は「しちゅう」で、「しじゅう」は間違い。
- 市中は「市のうち。街の中のこと」の意味。
- 市中の類義語には、「洛中・県内・市内・市井」などがある。