さて日常的に使われることはほとんどないですが、「佩用」という言葉があります。
この佩用に使用されている漢字(特に”佩”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは佩用の読み方と意味、「はいよう」と「ふうよう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.佩用の正しい読み方は「はいよう」「ふうよう」?
では佩用の正しい読み方は、「はいよう」「ふうよう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、佩用の正しい読み方は「はいよう」になります。
佩用の”佩”は「はい」と読むことはできますが、「ふう」と読むことはできないので、佩用を「ふうよう」と読むのは間違いです。
また佩用(はいよう)のように「佩(はい)」が用いられている言葉には、
「佩楯(はいだて)・佩刀(はいとう)・佩玉(はいぎょく)・佩服(はいふく)」などがあります。
佩用(はいよう)のように「用(よう)」が用いられている言葉には、
「用事(ようじ)・使用(しよう)・代用(だいよう)・専用(せんよう)」などがあります。
次の章で佩用の意味と類義語について解説していきます。
2.佩用の意味と類義語について
では佩用の意味と類義語について見ていきましょう。
まず佩用は「体に付けて用いること」の意味として用いられています。
佩用を用いた例文としては、「勲章を佩用する」や、
「有名な武将が佩刀していたとされる刀」のような使い方で用いられています。
また佩用の類義語としては、「着用(ちゃくよう)・装着(そうちゃく)・装備(そうび)・帯剣(たいけん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても佩用と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「佩用の読み方と意味、”はいよう”と”ふうよう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 佩用の正しい読み方は「はいよう」で、「ふうよう」は間違い。
- 佩用は「体に付けて用いること」の意味。
- 佩用の類義語には、「着用・装着・装備・帯剣」などがある。