鼎立の読み方と意味、「けんりつ」と「ていりつ」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「鼎立」という言葉があります。

 

この鼎立に使用されている漢字(特に”鼎”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは鼎立の読み方と意味、「けんりつ」と「ていりつ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.鼎立の正しい読み方は「けんりつ」「ていりつ」?

 

では鼎立の正しい読み方は、「けんりつ」「ていりつ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、鼎立の正しい読み方は「ていりつ」になります

 

鼎立の”鼎”という字は「かなえ」「てい」と読むことはできますが、
「けん」と読むことはできないので、鼎立を「けんりつ」と読むのは間違いです。

 

 

鼎立の”鼎(てい)”という字は、”県(けん)”という字に似ているため注意が必要です。

 

 

 

また鼎立(ていりつ)のように「鼎(てい)」が用いられている言葉には、
「鼎峙(ていじ)・鼎沸(ていふつ)・鼎俎(ていそ)・鼎談(ていだん)」などがあります。

 

鼎立(ていりつ)のように「立(りつ)」が用いられている言葉には、
「中立(ちゅうりつ)・乱立(らんりつ)・成立(せいりつ)・自立(じりつ)」などがあります。

 

 

次の章で鼎立の意味と類義語について解説していきます。

 

2.鼎立の意味と類義語について

 

では鼎立の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず鼎立は「鼎(かなえ)の脚(あし)のように、三つの勢力または三者が互いに対立すること」の意味として用いられています。

 

 

鼎というのは、”食べ物を煮るのに用いる金属製または土製の容器(普通は3本脚)のこと”です。

 

 

上は鼎(かなえ)の写真で、大きさは一般的な鍋程度の大きさになります。

 

 

 

また鼎立の類義語としては、「三つ巴(みつどもえ)・敵対(てきたい)・対峙(たいじ)・対立(たいりつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても鼎立と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「鼎立の読み方と意味、”けんりつ”と”ていりつ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ