さて日常的に使われることはあまりないですが、「読本」という言葉があります。
この読本に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
読本がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは読本の読み方と意味、「とくほん」と「どくほん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では読本の正しい読み方は、「とくほん」「どくほん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、読本の正しい読み方は「とくほん」「どくほん」「よみほん」になります。
読本の”読”は「よ(む)」「よ(み)」「どく」「とく」と読むことができます。
一般的には読本は「とくほん」と読むことが多いです。
ただ読本は「とくほん」「どくほん」「よみほん」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また読本を「どくほん」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「どくほん」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、読本を「どくほん」と間違って読む人が増えたために、
「とくほん」でも「どくほん」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での読本の読み方としては、「とくほん」「どくほん」「よみほん」のどれも正しい読み方となります。
次の章で読本の意味と類義語について解説していきます。
では読本の意味と類義語について見ていきましょう。
まず読本(とくほん、どくほん)は「教科書のこと/一般向きの入門書や解説書のこと」の意味として用いられています。
読本を「とくほん」「どくほん」と読むと上記のような意味になりますが、「よみほん」と読むと「江戸時代の小説の一種/古文書を分かりやすく現代の文字に直したもの」の意味となります。
このように読本は「とくほん」「どくほん」「よみほん」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また読本の類義語としては、「教本(きょうほん)・画集(がしゅう)・学術書(がくじゅつしょ)・実用書(じつようしょ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても読本と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「読本の読み方と意味、”とくほん”と”どくほん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、