耳目の読み方と意味、「じもく」と「みみめ」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「耳目」という言葉があります。

 

この耳目に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
耳目がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは耳目の読み方と意味、「じもく」と「みみめ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.耳目の正しい読み方は「じもく」「みみめ」?

 

では耳目の正しい読み方は、「じもく」「みみめ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、耳目の正しい読み方は「じもく」「じぼく」になります

 

耳目の”耳”は「みみ」「じ」、”目”は「め」「もく」「ぼく」と読むことができますが、耳目は「じもく」「じぼく」と読むのが正しく、「みみめ」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には耳目は「じもく」と読むことがほとんどです。

 

 

 

また耳目(じもく)のように「目(もく)」が用いられている言葉には、
「目視(もくし)・刮目(かつもく)・皆目(かいもく)・井目(せいもく)」などがあります。

 

耳目(じぼく)のように「目(ぼく)」が用いられている言葉は、耳目の他には「面目(めんぼく)」しか見つけることができませんでした。

 

 

次の章で耳目の意味と類義語について解説していきます。

 

2.耳目の意味と類義語について

 

では耳目の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず耳目は「耳と目のこと/聞くことと見ること/多くの人々の注意・注目のこと/ある人の目や耳となって、見聞きしたことを知らせる役になること」の意味として用いられています。

 

 

耳目を用いた例文としては、「世間の耳目を集める」や、
「彼は大臣の耳目となって働いている」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「多くの人々の注意・注目のこと」の意味で、後者の例文は「ある人の目や耳となって、見聞きしたことを知らせる役になること」の意味で使用しています。

 

 

 

また耳目の類義語としては、「見聞(けんぶん)・視聴(しちょう)・聴視(ちょうし)・環視(かんし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても耳目と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「耳目の読み方と意味、”じもく”と”みみめ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 耳目の正しい読み方は「じもく」「じぼく」の両方で、「みみめ」は間違い。
  • 耳目は「耳と目のこと/聞くことと見ること/多くの人々の注意・注目のこと/ある人の目や耳となって、見聞きしたことを知らせる役になること」の意味。
  • 耳目の類義語には、「見聞・視聴・聴視・環視」などがある。

 

 

関連ページ