このページでは空目の読み方と意味、「そらめ」と「くうもく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.空目の正しい読み方は「そらめ」「くうもく」?

 

結論から言ってしまうと、空目の正しい読み方は「そらめ」になります

 

空目の”空”は「そら」「くう」、”目”は「め」「もく」と読むことができますが、空目は「そらめ」と読むのが正しく、「くうもく」と読むのは間違いです

 

 

 

また空目(そらめ)のように「空(そら)」が用いられている言葉には、
「空似(そらに)・身空(みそら)・空耳(そらみみ)・絵空事(えそらごと)」などがあります。

 

空目(そらめ)のように「目(め)」が用いられている言葉には、
「節目(ふしめ)・木目(もくめ)・目尻(めじり)・色目(いろめ)」などがあります。

 

 

次の章で空目の意味について解説していきます。

 

2.空目の意味について

 

空目は「実際にはそうでないものを、それと見間違えること/上目遣(うわめづか)いのこと」の意味として用いられています。

 

空目の「実際にはそうでないものを、それと見間違えること」の意味は、簡単に言えば”空耳(そらみみ)”の視覚バージョンになります。

 

 

 

空目を用いた例文としては、「そこに犬がいたと思ったが空目だった」や、「彼女は空目を使ってお願いした」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「実際にはそうでないものを、それと見間違えること」の意味で、後者の例文は「上目遣いのこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また空目の類義語としては、「幻像(げんぞう)・幻覚(げんかく)・幻影(げんえい)・幻視(げんし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても空目と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「空目の読み方と意味、”そらめ”と”くうもく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 空目の正しい読み方は「そらめ」で、「くうもく」は間違い。
  • 空目は「実際にはそうでないものを、それと見間違えること/上目遣いのこと」の意味。
  • 空目の類義語には、「幻像・幻覚・幻影・幻視」などがある。

 

 

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