結論から言ってしまうと、空目の正しい読み方は「そらめ」になります。
空目の”空”は「そら」「くう」、”目”は「め」「もく」と読むことができますが、空目は「そらめ」と読むのが正しく、「くうもく」と読むのは間違いです。
また空目(そらめ)のように「空(そら)」が用いられている言葉には、
「空似(そらに)・身空(みそら)・空耳(そらみみ)・絵空事(えそらごと)」などがあります。
空目(そらめ)のように「目(め)」が用いられている言葉には、
「節目(ふしめ)・木目(もくめ)・目尻(めじり)・色目(いろめ)」などがあります。
次の章で空目の意味について解説していきます。
空目は「実際にはそうでないものを、それと見間違えること/上目遣(うわめづか)いのこと」の意味として用いられています。
空目の「実際にはそうでないものを、それと見間違えること」の意味は、簡単に言えば”空耳(そらみみ)”の視覚バージョンになります。
空目を用いた例文としては、「そこに犬がいたと思ったが空目だった」や、「彼女は空目を使ってお願いした」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「実際にはそうでないものを、それと見間違えること」の意味で、後者の例文は「上目遣いのこと」の意味で使用しています。
また空目の類義語としては、「幻像(げんぞう)・幻覚(げんかく)・幻影(げんえい)・幻視(げんし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても空目と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「空目の読み方と意味、”そらめ”と”くうもく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど